2013/11/02

Les Adieux d'Agnès Letestu アニエス・ルテステュ引退公演(10月10日)

10月10日、
楽しみでもあり、同時に、来てほしくない日がとうとう来てしまった。
我がアニエス・ルテステュのパリオペラ座エトワールとして引退公演当日。


 
熱い(^^)メッセージを添えた花束。
数ヶ月前からどうやって渡せばよいか作戦を練っていたのだが、
最終的に受付に頼むのが確実だろうということに落ち着き、
当日予定通りに頼もうとしたら、裏口の受付に渡して、とのこと。
え?普通に入れるの?と嬉しさ+緊張で、急いで裏口に回る。
受付のムッシューにお願いしたら、ああ、そこのベンチに置いておいてと。
既に豪華な花束やプレゼントが並んでいる。それも近い人たちからの感じ。
直接楽屋に届けられるものなんだろうと想像がついた。
そんなリュクスな花束たちと一緒にわたしの花束も届けてもらえるなんて!
そして、なんと愛犬を連れた素敵な黒マント姿のギレーヌ・テスマー(先生(^^))とすれ違う。
なんてマダム(素敵)なのかしら!

最後の公演の始まりの緊張。
今までのバレエ観賞人生の中でもちろん一番良い席をとったのだが、
その中でも真正面の最高の席・・・神様に感謝!

そして真ん前にはニコラ・ル・リーシュとクレールマリー・オスタのおしどり夫妻!

(休憩前の図)
そして前列の右手にはマニュエル・ルグリ、ジョゼ・マルティネズ、ウィルフリード・ロモリに
指導陣のギレーヌ・テスマーとピエール・ラコット夫妻、
左手には、パリオペラ座バレエ団芸術監督のブリジット・ルフェーブルに、
エリザベート・プラテル、クロード・ベッシーらが。

かたやスペイン、かたやウィーンでバレエ団の芸術監督を務める立場からか、
ジョゼとルグリは話を弾ませていた。

その他にも関係者らしき気品のある人たちが周りの席に。。。
VIPな人たちに囲まれて、アニエスを観る前に既に大興奮。


テスマー(先生(^^))とラコットもとても仲が良さそう

  休憩中のロビーではVIPなおしゃべりに花が咲いている

プラテルを近くで見れたのは2度目。いつもエレガントな彼女。
絢爛たる顔ぶれにニヤニヤ続き。


思い切ってもらったサイン(^^)。
ルグリ、ジョゼ、ロモリ、テスマー先生にも。
プラテルにはチャンスがなくて残念。。。
ル・リーシュとオスタは先日もらったからいいや、なんて思ってもらわなかったけど、
ルテステュの記念の日にもらえばよかった。。。

あぁ、今わたしはこの世で一番の幸せ者に違いない!
きっとパリ人生の中で最も幸せな一時!
と感慨にふけりながら、かけがえのない夢見心地の3時間だった。

20分も続いたカーテンコール

感極まるアニエスにこちらもウルウル




オーレリー・デュポンの後、バンジャマン・ミルピエも引っ張り出されていた。
お茶目なアニエス(^^)

純白の大きな花束を手に登場したジョゼ。
さすがアニエスの一番の理解者。やられた、と思った(笑)。

ああ、最高のシーン。

皆が暖かく駆けつけ、
リーシュは“ブラボー!”と客席から大きな声で何度も声を上げ
(わたしも実は始めてブラボー!と叫んだ)
オスタはアニエスに大きく手を振っていた。
感動的なアデューだった。

ヌレエフ世代の終わり(残るはル・リーシュのみ)
一つの時代の終わり
わたしもひとつの締めくくりができたような、そんな思いで
オペラ座を後にした。

とてもポジティブなアニエス。今後の別の場での活躍も楽しみに(^^)。
“ブラボー!そしてありがとう!ルテステュ”

(来年 la dame aux Camélia のための来日予定もあるし、DVDも楽しみだし、、、
詳しくはまた後日。)

彼女がエトワールになった1997年にわたしはパリに来た。
同年齢で、スキューバ・ダイビングが趣味という共通点もあって、
彼女と何かつながるものを感じ、勝手に喜んでいる(笑)。